大浦天主堂は、長崎県長崎市にあるカトリックの教会堂で、日本最古の現存するキリスト教建築物です。また国宝に指定された唯一の洋風建築でもあります(天主堂の「天主」とはキリスト教の神の意味)。正式名は「日本二十六聖殉教者天主堂」。
江戸時代末期の元治元年(1864年)にフランス人司祭ベルナール・プティジャンと横浜から来たルイ・テオドル・フューレ(Louis-Theodore Furet)神父が基本設計を行い、天草出身の棟梁小山秀之進が建設しました。建築当初は三本の塔を持つゴシック風のつくりながら、正面中央の壁面はバロック風で、外壁はナマコ壁という特殊なスタイルでした。1879年に増築され、外壁を煉瓦造にあらため、完全にゴシック風の建物になりました。
2007年、建立当初の設計図(平面図と側面図)が、フランスのパリ外国宣教会で保存されていたプティジャン司祭からの手紙の中から見つかりました。
建立まもない「フランス寺」は美しさとものめずらしさで付近の住民たちが多数訪れていました。プティジャン神父には今でもカトリック教徒が密かに信仰を伝えているのではないかというわずかな期待がありました。
慶応元年(1865年)3月17日、いわゆる隠れキリシタンであった、「イザベリナ(杉本)ゆり」という52歳の女性を中心とした長崎・浦上の一団のキリスト教徒が大浦天主堂にやってきました。彼らは大浦天主堂がカトリック教会であると判断しました。そのうち三人の女性たちが、祈っていたプティジャン神父に近づくと「ワレラノムネ、アナタノムネトオナジ」(私の宗旨はあなたの宗旨と同じです)とささやいた。彼らは聖母像があること、神父が独身であることから間違いなくカトリックであると考え、自分たちの信仰を告白して神父を喜ばせました。やがて、浦上だけでなく長崎地方全域で多くのキリスト教徒が信仰を守り続けていたことがわかり、この「信徒発見」のニュースはやがて当時のピウス9世のもとにもたらされました。教皇は感激して、これを「東洋の奇蹟」と呼んだといわれています。この日は現在カトリック教会では任意の記念日(祝日)となっています。
引用:フリー百科事典 Wikipedia
| アクセス | 長崎電気軌道「大浦天主堂下」下車 徒歩3分 長崎バス「グラバー園入口」下車 徒歩3分 |
| 所在地 | 長崎県長崎市南山手町5-3 |
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